各国の農業交渉提案 4
1.は海外からの輸入が増大している油糧種子(大豆、なたね、ひまわり)、コーングルテンなどの関税を高めるとともに、その代償として域内で過剰が強まりつつある穀物の国境調整措置を引下げることを内容としています。
これら油糧種子などはガット交渉で関税率ゼロにバインドされているうえ、89年12月のパネル裁定によりこれらに対する国内補助金がガット違反とされたという経緯があります。
これをふまえて、穀物の国境保護の削減、飼料原料等の国境調整の強化という形で保護の調整を図ろうというのです。
次に、2.はECの域内不足払い制度を関税に転換しようというものであり、1.と関連しています。
現在ECが不足払い制度をとっている作物としては、油糧種子、えんどう、そら豆、乾燥飼料作物、棉花、羊肉、蚕などがありますが、これらを関税化することによってガット規定との調整を図るとともに、あわせてこれによってアメリカの不足払い制度の解体をもねらいとしています。
最後に、3.は輸入可変課徴金を固定要素と補正要素とに分け、前者については交渉を通じて段階的に引下げますが、後者は国際価格の変動に対応するものとして平準化された水準に据え置くというものです。
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